サクラ・アンソロジー。 [Books]
こんな本があったのを思い出し、いまパラパラと再読中。
櫻史 山田孝雄(著), 山田忠雄(校訳) (講談社学術文庫)
「おうし」と読みます。
裏表紙に「櫻と日本人のかかわりの歴史を、上古より現代まで七期に分け、櫻花にまつわる逸話・詩歌・人物のあらゆる事柄についてまとめた。」とあるとおり、全編これ桜、桜、桜の、いわば「さくらバンザイ!本」です。
著者(というより編者・選者)のお名前の「孝雄」は「よしお」とお読みするんですね。有名な国語国文学者とのことです。
奥付によると、日大講師→東北大教授→神宮皇學館大学長を歴任され、いわゆる「山田文法」を体系化したとか。文化勲章も受章されてます。最終学歴は富山中学中退。おっ「タタキアゲ」やん。
奥付には載ってませんが、国粋主義活動がもとで、戦後、公職追放されたそうです。
「さくらバンザイ!本」の著者にふさわしい御経歴やなあ。いや、なんとなく。
「山田忠雄 校訳」とありますが、このかたは著者の息子さん(長男)です。
ピン! ときたかた。いらっしゃるのでは?
そうです。「三省堂『新明解国語辞典』」の編集主幹をつとめられた、あの山田忠雄さんです。
ちなみに、著者の次男、三男も国語学者。三男の俊雄さんは「新潮社『新潮現代国語辞典』」の編者として有名です。
文語調・歴史的仮名遣いで、現代人にはとっつきにくいかもしれません。
でもうれしいのは、索引が「書名」「人名」「櫻の名目」「和歌」とじつに豊富なことですね。
まず最初の数編と、巻末の「附録」のエッセイ、それと忠雄さんの「あとがき」に目を通す。
そのあとは、もっぱらこの索引をながめて、日に一、二編を楽しむという読みかたがよろしいかと。
「桜」の歌も流行ってることだし、季節にさきがけていかがでしょうか。
っておいおい、またAmazonはん、在庫切れぇ~? うそぉ~ん。

















